130人のボランティア
連休を利用した参加者もたくさんいます。
「被災者の方の前向きな明るさを感じた。私自身が他人事にしないで考えることが大切だと思え、すこしはできるようになれと思う」と話してくれたのは、東京に住む妹さんに誘われて参加した、長野の専門学校に通う女性。
教師9年目の小学校の先生は「被災者を思いやる気持ちを押し付けないこと、あくまでも被災者の気持ちに寄り添ってということ実感した」と。子どもたちに託された支援物資も小学校に届ました。
「もし僕が被災したら、誰かが助けてくれる。だから同じように今やらなければ」という気持ちで参加した広島の大学2年生は、被災者の方がみんな明るく振舞っている姿を見て、3・11のありさまで止まっていた自分の見方が、「復興へむけてがんばろう」という気持ちになったといいます。
青年ボランティアセンターの活動も3日は100人、4日は130人と、期間中最大規模の活動となりました。
センター開設以来、ずっと陸前高田市の広田半島周辺で活動しています。漁港の清掃、個人のおうちの清掃、浜辺の清掃、避難所の炊き出し補助、排水溝の清掃、遊歩道の清掃、入浴介助など。
津波に襲われた倉庫の清掃
店のご主人に伺うと、「先代が“2度の大津波も届かなかった場所”に建てたと聞いていたのに、こんどはやられてしまった。必死で高台に逃げた」そうです。津波の最先端が襲ったお宅は1階の倉庫が80cmまで海水に浸かったそうです。石垣で勢いが衰えて津波が倉庫を直撃しなかったので、かろうじて中のものが残ったそうです。床は乾いた泥に覆われていて、引き出しにも海水が残っていました。
京都から来た7人で倉庫の清掃をしました。泥水で汚れたものを洗い、高圧洗浄機を使って潮を洗い流しました。
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