志位さんの国会質問を傍聴しました
今日の午後は国会へ
「耳を澄まして声を聞き、みなさんの代弁者になる」
志位さんが、質問後、傍聴者との懇談の席で語ったこのフレーズ
なんだかグッとこみあげるものがありました。
志位さんは労働者派遣法が実効性を持った改正案になるよう、派遣の現場で何が起こっているか、生々しい声と実態を示して質問しました。
政府は、派遣切りなどの温床となった製造業への派遣を原則禁止するとしています。しかし、ここからは常用型派遣が除外されています。
常用というのは常に用いるという国語的な意味ですが、製造の現場ではそんなことはおかまいなしです。
志位さんは、常用とははたして政府がいうように除外してもよいような「安定」した仕事なのか、問いかけます。
長浜キャノンでは、時給1050円。月20日働いても16万8千円、仕事がなく12日のときは10万8百円。そこから寮費、水光熱費などひかれて手元に残るのは2~9万円。
大分のキャノン子会社では、派遣をゼロにするといったが子会社には派遣がいる。昨年秋からやとわれた人たちは次々解雇されている。
結局、期間の定めのない常用型派遣の方たちも、登録型派遣の方たちと同じように簡単に解雇されているのです。
長妻厚生労働大臣は、「解雇率が常用型も高いのはリーマンショックもあったとき。大変厳しい状況だったので」と。
では、「平時なら、安定しているんですか」と問われ、こたえることはできませんでした。
「常用とは名ばかりで、いつクビになってもおかしくないのではないですか」
鳩山首相は「参考になった。節度を持って大企業がのぞむようにしないといけない」
同時に、派遣法の改正案は「労使がぎりぎりの合意をしたものだから」と。
本当に実効あるものにするためには、声をあつめること、事実を示すことが大事なのだと痛感するやりとりでした。
もうひとつ、派遣問題では専門26業種という問題があります。これは法律で定められた「専門」業種には派遣が許される、というしくみです。
志位さんは、45万人の方が、「事務用機器操作」という専門職で働いている、といいます。
事務用機器というのは、ようするにパソコン作業をする人、のことです。これがいまや専門といいがたいことは誰でもわかります。私だってパソコンを使ってますから。
ところが、これを「悪用」してNTT北海道では直接雇用の契約社員を全員派遣にしたと。なぜならパソコンを使う「事務用機器」を扱う専門職だから、と。
本来なら正規にしないといけない方たちを丸ごと派遣に・・・。
「専門26業種を見直し、規制の強化こそ」と志位さん
すると長妻さんも「私もゆるいと思うんです。実は今日、そういう通知をだしました」と。
あまりのタイミングのよさ。志位さんは「事前に通告していたので、動いたのかもしれません」と、これは成果としてコメントされていました。
自公政権がかわり、労働者派遣法の改正は与党の一致点です。弱点もあります。批判ではなく、その中身がよりよく、働く人たちにとっていいものになるように
そんな姿勢を志位さんの質問から感じました。そして、そのベースには、聞き取った声が、叫びがありました。だからこそ、鳩山さんも「参考になった」と思わずいったのだと思います。
志位さんはもうひとつ、中小企業への本腰を入れた援助について質問しました。
志位さんは従業員3人、下請け単価の切り下げでもうけがだせず、社会保険の事業者負担さえ払えなくなってしまった社長さん(溶接業者)のさけびをとりあげました。大企業による下請け単価の切り下げ、下請け切りが横行しています。
それを是正するためにある公正取引委員会は、5年半で是正勧告をおこなったのは、下請け単価の切り下げについては1件、仕事契約の途中でとりあげるなど下請け切りについてはなんと0件だというのです。
毎日の営業で必死な方たちに、政治・行政はもっと心を寄せて対応してほしいな、と切に思いました。
最後に・・・
志位さんが話された、このことばをみなさんにも紹介して、今日の国会傍聴記の締めとします。
「何よりも、国会という場は、草の根で生活している方がたの生きた声、悩み、苦しみが反映され、その事実の上にたって政治をすすめる場だと思うんです。中傷合戦ではちょっとうんざりしますね。生々しい事実に基づき、それをどうやって解決するのかが大事だと思っています。今日の論戦は、地道な論戦だったかもしれないですが、そうしてこそ、国会という場が、生きた生活の息遣いと密接につながる場になると思うのです」
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