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第8次全国青年ボランティアセンター

 今年も全国青年ボランティアセンター(第八次)を開設します。

震災から四年が経過した今も、二十三万人もの被災者が仮設や借り上げ住宅での避難生活を強いられています。被災地復興は、国政の最優先課題であり、国民の命と財産を守るために政治が力を尽くすときです。第八次ボランティアセンターでは、被災者の生業と生活の早期再建のために、直面する要望に応えるとともに、被災者の生活実態調査を行い、行政に被災者の生活改善を求めます。

例年よりも受け入れ期間や受け入れ人数の条件が限られています。その中でも、より多くの被災者の方にボランティアの活動が届くことと、参加者が被災地の現状を最大限つかめるようにプログラムを組みます。参加を希望される方には、以下の参加要項を徹底し、心構えと準備をお願いしてください。

 

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2015年5月 6日 (水)

被災者の声聴き、政治の責任考え合った@南相馬

南相馬センタ―は3日・4日、原町区にある牛越(うしごえ)仮設住宅の住民の方々へで聞き取り活動を行いました。3日夜には「福島と語る集い2015@南相馬」を開催し、日本共産党の参院選挙比例代表予定候補の岩渕友さんらと語り合いました。(文中一部仮名)

くことが支援になる11242320_852208084858569_684608726_


牛越仮設住宅は、前日(2日)に視察した小高区から避難している方々が住んでいます。5つのグループに分かれて戸別訪問しました。

 仮設住宅は、避難前の自宅とはまったく異なる環境です。「ベニヤ板一枚で仕切られている壁だから隣にも気を遣うし不眠が続いて困っている」大住民の方から聞いた大阪の山田さん(大学4年)は、精神的な負担を話す人が多いと感じたといいます。

一方で「せまい範囲で生活できるから楽」「段差が低くて楽」という声も住民から寄せられました。山梨の北川さん(大学1年)は「3年、4年住んでいたらそう思わないとやっていけないのでは」といいます。大阪の和田さんは住民の方から「心の中に不安はあるけど、普段は考えないようにして楽しく過ごすようにしている」と聞きました。「この言葉の中に、深い心の傷と現状へのあきらめ、4年を過ごしてきた疲れというのを感じました」 

◇   ◇

11221188_852208088191902_701972467_聞き取り活動を振り返って「聞くことが支援になる」と参加者から異口同音に感想が出されました。山梨の川口さん(大学4年)は、「聞くことで、当時のことを思い出してつらい思いをさせてしまうのでは」と思っていましたが実際に対話すると「今はしゃべることが生きがい」と話してくれる人と出会いました。北海道から参加した大学生の佐藤さん(22歳)は、話し出すと止まらない住民の方が多かったと振り返り、「話を聞くだけでも被災者のためになるのではないかと思った」と聞き取り活動での手ごたえを語りました。

再稼働・輸出は福島切り捨て
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 11204747_852208111525233_24677241_23日夜、元民青同盟福島県副委員長の遠藤健二さん、日本共産党参院議員比例予定候補の岩渕友さん南相馬市議の荒木ちえ子さん(日本共産党)をゲストに迎えての交流会「語っぺ福島@南相馬」を開催しました。
3人が共通して告発したのは、政府が賠償などで持ち込んだ「分断」の問題でした。

岩渕さんは「集中復興期間」が今年度で終了されようとしていることについて、「5年で全てを終わりにしたいという流れがある」と話し、原発の再稼働と輸出のために政府は福島を切り捨てようとしていると指摘しました。「全国で再稼働反対のたたかいが広がることは、福島の切り捨てに反対することになっていく」

 

 

11204601_852208094858568_2004140854【参加者の感想文より】

◆そこに生きていきたい、暮らしていきたいという思いが切り捨てられない社会であってほしい(北海道・Oさん)

オリンピック選手のための施設が豪華だと聞いています。たしかに世界に注目されるイベントですが、それならば福島の問題も終わっていないのだから、こちらにも今以上に力をかけるべきではないでしょうか(大阪・Tさん)

原発事故がなければ、ここの多くの人は避難する必要はなかったと思うと本当に許せない気持ちです。原発の費用や雇用の問題、電気代の問題の疑問にしっかり答えられるようになりたい(山梨・木下さん)

ニュースダウンロードはこちら→https://drive.google.com/file/d/0B8rNcoQlVLkWbEFrUWtwX0g4dlU/view?usp=sharing

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2015年5月 3日 (日)

福島・伊達ボランティアセンター スタート!

 

第8次全国青年ボランティアセンター@福島・伊達センターの活動がはじまりました。前半は、埼玉、長野、静岡、地元福島の青年と事務局も含め38人のセンターがスタート。初日はフィールドワーク、2日目の今日は仮設住宅への訪問活動活動をしました。ようすを紹介します。

 


開通した6号線を北上しフィールドワーク

 

 5月2日午後、30人車5台が「道の駅 よつくら港」を出発し、6号線を通って北上していきました。「道の駅 よつくら港」のあるいわき市・広野町は避難指示区域外ですが、除染作業員や原発作業員の宿泊に使われ、毎朝作業に向かうバスやトラックが往来します。避難準備解除準備区域の楢葉町にあるJヴィレッジは「なでしこJAPAN」が合宿所として使用したこともある所です。原発事故後はここも原発作業員の宿泊場所になっています。「道の駅ならは」は双葉警察署の駐在所になっています。

 

 富岡町に入り富岡駅前に降りて日本共産党福島県委員会の町田書記長から説明を受けます。「駅から海の方向は家屋が建っていて海が見えませんでした。富岡駅周辺の商店街などすべて津波がのみこみました。現在は、海側に除染土や災害廃棄物の保管場所ができていて再び海が見えなくなりました」(上写真)。周辺には津波に巻き込まれて崩れかかった家や倒れたままの電柱が4年経ったいまも手つかずのままでした。途中、再開しているお店も数件ありましたが、居住制限区域になっているため、15時には町をでなければなりません。静岡から参加した学生は、「テレビや新聞でみたときより衝撃があり、改めて当時の恐ろしさが感じられ鳥肌が立ちました。一度も東北に訪れたことがないのですが、4年後の姿とは思えませんでした」と感想。

 

 さらに6号線を北上し、帰還困難地域の大熊町・双葉町にはいると、また町の雰囲気が変わります。家にも店にも入れないため、入り口はすべてバリケードがあり、入れない道路の前には2~3人警備がいますが、それ以外は人の気配が感じられません。福島第一原発付近を通過すると車の中でも線量が7μSv/hを指しました。道路の反対車線をパトカーが何台も通りますが、人がいないため空き家に泥棒がふえたため巡回をしているそうです。長野から参加した学生は「はじめて居住制限区域と帰宅困難区域に入りましたが、本当に手を付けられてないと感じた。根拠のない基準で勝手に線引きされて帰れると判断されると賠償を打ち切るという国や東電の身勝手な態度にいらだちがつのりました」と感想を書いています。

 

 仮設住宅での聞き取り活動


 2日目は朝から川俣町にある農村広場仮設で聞き取り活動をしました。この仮設には山木屋地区に住んでいた方がいますが、地震の被害が少なく、震災から1ヶ月経って放射能の線量が高くて避難指示がだされました。お米と歯磨き粉を届けながらお話を聞いていくと、「ごはん食べてテレビ見てごろごろしているだけじゃよくない。人と話したりこうやって交流することが生活で大事」「子どもが福島で家を建てたらいいというが知っている人とも離れるし、可能な限り仮設に住んでいたい。できたら以前やっていた葉タバコ畑をして家に住めるようにしてほしい」「沖縄と福島は見放されている。うちは線引きによって保障されているからいいけど、それがない人は大変だと思う」など、たくさんお話しをしてくれました。中には、「家の片付けを手伝ってほしい」という要望も。

 

 夜は、全国と福島の青年交流企画「語っぺ!ふくしま2015」で、今日まで見てきたこと聞いてきたことを交流します。

 

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「被災者の話を聞いてみたい」と参加 @南相馬

南相馬センターの5月2日の活動の様子と3日にとりくむ聞き取り活動の意義をお伝えします。

自分に何ができるか考えたい Photo

南相馬センターには北海道、山梨、大阪から16名の参加者が集まり、2日~4日の前半の活動を行います。

家のポストに入っていたチラシを見て初めて参加した山梨の大学生(4年)は、震災時の状況など被災者の話を実際に聞いてみたいと思い参加を決めたといいます。「ボランティアに参加することによって、もう一度あの時のことを思い出し、頑張っている被災者の方たちと実際に触れ合うことで、今抱えている問題や現状を知り、そこから自分には何ができるかを考えたいです」

 

原発に頼らず暮らすことが必要

Image_32日の昼過ぎに全参加者がセンターに到着し、活動のねらいやスケジュール、南相馬市の現状の概要について説明を受け、南相馬市の南側に位置する小高区(おだかく)の視察に出発。ガイドは、南相馬市日本共産党ボランテイアセンター責任者の宮前利明さんです。2時間半かけて、津波で家や田畑が流され破壊された跡地、誰もいない小高駅や商店街、反原発の意思も込めて被爆した牛を飼い続けている「希望の牧場」などを見て回りました。

夜には日本共産党の渡部寛一市議がセンターを訪れ、南相馬の現状や震災直後の様子などを報告しました。

夕食後、小グループに分かれて「どんな思いでボランティアに参加したのか」「今日見聞きしたことを振り返ってどう思ったのか」を交流しました。

 

【参加者の感想抜粋】

津波の被害を受けていなくて建物が残っている所でも原発事故の影響で自分の遺影に戻れない人がいるというのが他の被災地にはないことだと思った。(中略)家があるのに戻れないのはつらいと思う(大阪・高校3年・Hさん)

 印象に残ったのが、放射能に汚染された物を入れた大量の黒い袋です。(中略)どこにも処理しようのない『ゴミ』がこんなにもあるのかと驚きました。あれがまだまだ軒先においてある地域でなにが『収束』かと怒りすらわきました(大阪・大学3年・Wさん)

国が責任を負っている20㎞圏内こそ除染作業が進んでいいはずなのに、市町村がやっている作業の方が進んでいることに、国が原発事故解決に真剣に取り組んでいない姿が分かりました(北海道・29歳・Yさん)

津波の被害を受けて全壊したような地域では、住宅の建設が禁止になったと聞いて、それはこれから同じ被害を出さないようにするためであり、ならば、原発にこれ以上頼らずに暮らす方法を考えることも、これから同じ被害を出さないためには必要だと思った(山梨・大学1年・Kさん)

 

健康と生活改善につながる聞き取り活動

5月3日の活動は、南相馬市牛越応急仮設住宅での聞き取り活動です。

前出の宮前さんはこの間の仮設住宅への訪問を通して気付いたことがあるといいます。

住民の方たちの多くが今でも被災経験を思い出すPTSD、不眠・うつ様症状が苦しんでいることや、仮設住宅の住民同士でも原発からの距離による線引き分断で生じる賠償が違いに不満が爆発する人や表面に出せずに抱え込む心的ストレスによる症状が見られるということです。

「それを改善するために訪問対話によって『心を支える支援』が必要であり、対話し聞き役の活動が今こそ求められています。各戸訪問での対話は『閉じもこもり』『自殺』『孤独死』つくらないためにも役立つ」と宮前さん。

訪問の中で聞き取った住民要求はこの間、各地方議員や国会議員を通じて議会や自治体に届けられ、風呂の追い炊き機能設置や物置の設置、小さかった流し台の改善、各部屋への畳の設置など様々な成果を勝ち取ってきました。

今回聞き取った要望も各議員はもちろん、全国青年ボランティアセンターとして省庁要請行動を行い、政府に届け改善を求めます。

被災者の健康と生活改善つながる聞き取り活動の意義と役割をつかんで、今日も一日頑張っていきます!

※ニュースのダウンロードはこちら↓ 

https://drive.google.com/file/d/0B8rNcoQlVLkWcVdReUNVTXpoTGs/view?usp=sharing

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※一部に誤字誤植がありましたので5月6日に修正

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2015年5月 2日 (土)

ぜひツイッターでも見て、カクサンしてください(^_^)v

青年ボラセン福島県内4つのセンターから次つぎとツイートされていますので、速報はツイッターを見てください。↓

https://twitter.com/seinen_volu
または、「全国青年ボランティアセンター」で検索

第8次全国青年ボランティアセンターはじまりました。

5月2日、福島県内の福島市、南相馬市、郡山市、いわき市の4カ所で第8次全国青年ボランティアセンターがはじまりました。

GW前半の3日間、各地から80人の青年・学生が参加しています。

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写真は福島センターの夕食風景。メニューはマーボ丼、サラダ、スープでした。
夕食後、自己紹介のあと、第1日目のフィールドワークの感想を書いてもらいました。
明日は仮設住宅の聞き取りをおこないます。

2015年4月 8日 (水)

ボランティアの事前ガイダンスできました☆

ボランティア参加者むけのガイダンス動画ができました!

センター開設の記事でもお知らせした、ボランティア参加者むけの事前学習用のガイダンス動画が完成しました。
下記のURLから視聴ができます。

震災後から現在までの福島の状況や問題になっていることがわかる動画になっています。現地に行ってからもフィールドワークで説明もありますが、時間も限られているため参加する際には必ず事前に視聴してください。



「第8次全国青年ボランティアセンター@ふくしま事前学習用ガイダンス動画」
https://www.youtube.com/watch?v=jTlvTTBNcN0

2014年5月 5日 (月)

「語っぺ!福島」で活動と思い交流(福島ニュース№3)

 全国青年ボランティアセンター(第7次)@福島で5月4日、全体交流企画「語っぺ!福島2014」が行われ、150人が参加しました。DVD「福島原発事故~絶望から希望へ~」(原発をなくすいわき市民の会制作)を視聴したのち、日本共産党福島県委員長の久保田仁さんがあいさつし、民青同盟福島県委員長の大橋沙織さんが福島の青年を代表して発言しました。

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福島を伝えてほしい

 久保田さんは青年ボランティアの意義について「福島を見て、感じてもらうことが大事」と強調。「オール福島」となった原発ゼロを求めるたたかいの発展にふれ、「生活と生業を取り戻すまで、国と東電とたたかう」と話しました。
 大橋さんは「福島青年大集会2012」をきっかけに、原発ゼロを求める運動に参加するようになった経緯を話しながら、福島の思いに背を向けて原発再稼働に走る政府の姿勢を批判。ボランティア参加者に向けて「3年たっても、たくさんの人が来てくれてうれしい。地元でも話してほしい」とうったえました。
「本当に終わってない」

 DVD視聴と発言の後、少人数でグループ討論を行い、全体討論で議論を深めました。
学童保育でバイトをしている京都の学生は、「毛虫で遊んでいる少年がいたけど、本当はもっと自然豊かな所で遊べたんじゃないか。国や東電は被災者をネグレクトしている。原発再稼働なんてあり得ない」と話しました。
 
 ボランティアに初参加の愛知の女性は、親から「ボランティアにできることは終わってるんじゃないの」と言われながらも、「自分の目で見ないと」との思いで来ました。仮設住宅の聞き取りでは、原発への怒りそのものにふれ、「本当に終わってない」と実感したといいます。
今回の仮設住宅への聞き取りでは、国・東電の無策や除染もなかなか進まない中、「もういい」「地震の前に戻りたい」という苦しい思いに耳を傾けました。ボランティアは「聞いていて悲しい気持ちになった。地元でしっかり伝えたい」「原発は絶対あかんと思った。声を上げたい」など受け止めました。
 東日本大震災後、被災地に始めて来たという奈良の男性は、政府の原発事故「収束宣言」についてふれ、「仮設でどんな生活を送っているか知らないのでは。宣言を撤回すべき」と力をこめました。
 交流会の最後、センター長の林竜二郎さんがまとめとして「原発の再稼動・輸出は許せない。これを食い止めることは、福島に連帯することにもなる。福島に思いをはせていこう」と発言しました。

被災者の声に耳傾けたボランティア(福島ニュース№2)

 第7次全国青年ボランティアセンター@福島では5月3日に、松川工業団地仮設住宅に支援物資のお米を届け、住民から要望や実態を聞き取る活動を行いました。地元福島の青年をはじめ、岡山、神奈川、滋賀、東京、京都の青年が参加しました。

将来に原発残したくない」と住民

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 仮設住宅の訪問では、支援物資のお米をそれぞれのお宅に配りました。飯館村から避難してきた女性(70)は、「3年たっても将来に見通しが立たない。実家では3世代(自分、息子と孫)で暮らしていたけど、仮設が狭くてばらばらになった」と原発事故によって家族がばらばらになった実態を話しました。
 対話した岡山のボランティアは「原発事故の原因もまだ分かっていないのに、安倍首相は再稼働をしているのはおかしいですよね。皆さんの声を政治に届けます」と応えました。女性は「孫やこれからの子どもたちの世代に原発を残してほしくない。安倍首相には『原発の再稼働をやめてほしい』と伝えたい」と語気を強めました。


被災地で「できること」考えた

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 3日の夜は参加者同士で活動交流会を開き、会場いっぱいの約100人が参加しました。参加者の感想
の一部を紹介します。
◆自宅のポストに入っていたチラシを見て参加した。浪江町などをフィールドワークして、言葉が出てこなかった。早く元に戻ってほしい。一人ひとりが望む生活に戻れるようにできたらいい。(神奈川)
◆原発事故で避難するまで暮らしていた村のことを話してくれた男性の話を聞き、酪農をしてきたその人の誇りを感じた。原発事故は故郷と生きてきた歴史をも奪った。人間の尊厳を取り戻す復興にしていきたい。(京都)
◆仮設住宅での生活に自由度は少なく、買い物の交通費に何千円も掛けている人がいた。「生活の基盤が崩れている」と感じ、仮設暮らしにおかしさを感じた。解決するために、ボランティア活動を通じて考えたい。(滋賀)

南相馬市フィールドワーク(福島ニュース№1)

 
4月29日、全国青年ボランティアセンター@福島が福島市内に開設しました。
初日から福井、鳥取、愛媛の3県4名がガイダンスを受講し、その後、福島の青年と一緒に支援物資のお米の小分け作業を行いました。翌30日は、南相馬市のフィールドワークを行いました。

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自分の目で見て歩くのでは全く違った
 「田んぼを埋め立てて、除染作業で集めた土などを置いている」「川俣町は軍鶏が有名。原発事故が起きる前までは日本一長い焼き鳥づくりが行われていた」――南相馬市に向かう中、3・11後の福島の変化や現状について、ガイドの野口徹郎さんが軽妙かつ真剣に語ります。センターから車で約90分間、南相馬の道の駅に到着しました。道の駅で名物の凍天(草もち入り揚げパン)を頬張り一服し、いざ南相馬市フィールドワーク開始。
津波で1階部分が大破した民家の壁に残っている頭の上を優に超える高さの津波の跡。お母さんと生後間もない赤ちゃんが津波の犠牲になった場所にたてられたお地蔵さん。曲がって倒れたガードレール。居住できない地域にある小高駅前の駐輪場では、通学で使われていた中高生の自転車が残っていました。
 鳥取からの参加者(大学4年生)は、「福島県は原発事故のイメージが強くて地震や津波の被害については想像できていなかった」と話します。新設のガードレールや整理されたがれきの山を見て、昨年も訪れた金元友さん(31)は「がれきの撤去が進んできているなと感じた。同時に震災の激しさを知ることが難しくなってきているようにも思った」と言います。一方で初めて被災地を訪れた参加者は、「3年たった今でも3・11の被害の大きさを感じることができた」と話します。
 福井からの参加者(看護学校4年生)は、「今までテレビや新聞などでしか見ることがなかった被災地を、自分の目で見て歩くのでは全く感じ方が違った。(中略)故郷に戻りたいという気持ちや目に見えない放射線への不安、忘れられない3・11の恐怖など、住民の立場になって考えると、とても苦しい気持ちになった。原発を再稼働させることは福島で被害に遭われた方の気持ちを考えていないと思った。自分の目で見たり聞いたりすることで、根拠を持って原発は良くないと言えるようになったと思う。この変化は自分でも大きいものであり、その思いをほかの人にも伝えていけたらいいと思う」と感想を寄せました。

2014年5月 4日 (日)

「被災地の力になりたい」「自分にできることを見つけたい」

53日には、宮城、千葉、静岡、沖縄などから30人が活動に参加陸前高田市では田んぼの石を取り除く作業や海岸の清掃。大槌町でも吉里吉里海岸の清掃を行いました。夜には全国から到着した参加者は60人となりました。被災地ボランティアに初めて参加するという人も半数近くいます。

 

ボランティア参加者60人が決意や思いを交流

 

夕食後には、一日の活動の様子や、ボランティアにかける思いを交流しました。

 

 「地元が岩手」という千葉県の学生はボランティアに参加するのは初めて。大槌町の海岸掃除をする中で地元の方から被災当時の話を聞くことができ、「被災者の方の話を聞くと、3年経った今でも苦労していることがたくさんあることが分かった。話をするときは笑顔を見せてくれるが、その裏には人並み外れた苦労と努力をしてきたんだと思う」と感想を話してくれました。                           

 

 沖縄の大学1年生の女性は陸前高田市の浜掃除に参加。「震災当日のニュースの映像を見ても、とても本当に起こっていることと思えなかった。今回参加してみて、集めたごみをやすものと、プラスチックや燃えないも分ける作業だけでも大変で、復興というのは本当に力がいることなんだと実感した。『自分の活動が少しでも地元の人に元気を与えられるなら』と思って明日からの作業も頑張りたい」と話してくれました。

 夜から合流して明日から活動に加わる参加者からも、「被災地にはまだ色々な問題があると思うが、何が問題なのか被災者の方の声を聞いてハッキリさせて地元に戻ってからも考えられるようにしたい」「周りの人には『今(被災地に)行って何するの?』と言われるが、今だからこそ行く必要があると思って来た。自分にできることが何なのかを見つけたい」など、決意が語られました。

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